2024.06.26
こんにちは。栃木県・群馬県の障害者グループホーム「ファミリー」編集部です。
映画やドラマで登場人物が失敗して叱られるシーンを見たとき、思わず目をそらしたくなった経験はありませんか?あるいは、現実に失敗して周囲から笑われている人を見ると、自分も恥ずかしくなってしまうことがあるでしょう。
このような、他人が恥をかいているのを見ると、自分もいたたまれない気持ちになる現象を「共感性羞恥」といいます。今回は、共感性羞恥について詳しく解説します。
目次
共感性羞恥とは、他人が恥をかいているのを見ると、まるで自分が恥をかいているかのように感じてしまう現象です。英語では「empathic embarrassment」と呼ばれています。
羞恥心は、他人の視線を意識することによって発生します。しかし、共感性羞恥は単に恥ずかしいという感情だけでなく、非難されたり怒られたりして動揺したり、落ち込んだりする気持ちも含まれます。
共感性羞恥は、家族や友人など、心理的に距離が近い人に対して強く感じることが多いようです。また、HSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれる感受性の高い人にも共感性羞恥が強い傾向があることがわかっています。
共感性羞恥の具体的な原因はわかっていませんが、以下の要素が関係していると考えられています。
これらの能力が強い人は、他人の感情を自分のことのように受け止めてしまうため、恥ずかしさだけでなく、悲しみや怒りなどの感情も感じやすくなります。
共感性羞恥は、ネガティブな感情に思われがちですが、必ずしも悪いことではありません。むしろ、共感性や感受性の高さを表すものであり、他人の気持ちに寄り添える温かい心を持っている証拠と言えるでしょう。
共感性羞恥を感じる人には、以下のような長所・魅力があります。
共感性羞恥は、完全に消し去ることはできませんが、以下の方法で上手に付き合うことができます。
共感性羞恥は、決して悪いことではありません。自分の共感性や感受性の高さを活かし、自分らしく生きていきましょう。
今までHSPなどのために人間関係に悩むことが多く、生きづらさを感じていた人でも、これからは自分の感情を上手にコントロールして、敏感すぎる自分とじょうずに付き合いながら「自分らしく生きる道」を選んでみてはいかがでしょうか。
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