2026.07.05
こんにちは。栃木県・群馬県の障がい者グループホーム「ファミリー」編集部です。
障害者控除とは、障害のある方やそのご家族が利用できる制度で、所得税や住民税の負担を抑えられるものです。「自分の場合、実際いくら戻ってくるの?」「住民税はどれくらい安くなるの?」と、具体的な金額が気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、障害者控除の対象者や控除額の仕組みに加えて、年収別のシミュレーション例、申請の手続き方法まで詳しく解説していきます。
目次
障害者控除とは、所得税や住民税などの税金を軽減するための制度です。納税者自身、配偶者、または扶養親族が障害者である場合に適用されます。
どんな人が対象になるのか?
以下のいずれかに該当する方が対象です。
このうち、障害の程度が特に重いと判断される場合は「特別障害者」となり、通常の障害者控除よりもさらに大きな控除額が適用されます。
所得税と住民税、それぞれの障害者控除額は次のとおりです。
【所得税】
【住民税】
「特別障害者」は障害の程度が特に重い方を指します。また、控除対象配偶者や扶養親族が特別障害者であり、かつ納税者自身・配偶者・生計を共にする親族のいずれかと同居している場合は「同居特別障害者」として、さらに大きな控除額が適用されます。
なお、障害者を一定数以上雇用している個人事業主・法人(青色申告)には、機械装置や工場用建物などの減価償却費が割増しで認められる特例もあります。
控除額がそのまま戻ってくるわけではなく、「控除額 × 税率 = 軽減される税額」という計算になります。以下、いくつかのパターンで具体的にシミュレーションしてみましょう(税率は目安であり、実際の所得や他の控除の有無によって変動します)。
パターン1:年収350万円・本人が障害者控除の対象の場合
パターン2:年収350万円・扶養家族が障害者控除の対象の場合
パターン3:年収320万円・配偶者が同居特別障害者の場合
このように、住民税だけでも年間2万円台〜5万円台の負担軽減になるケースが多く、所得税と合わせるとまとまった金額になります。一度きりではなく毎年繰り返し受けられる控除なので、対象になる方はぜひ活用しましょう。
※ここでの税率は目安です。実際の軽減額は所得金額や他の控除との兼ね合いで変わるため、正確な金額を知りたい場合は、税務署や市区町村の窓口、税理士への相談もあわせて検討してください。
勤務先に「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を提出します。この申告書には対象者の障害の状況を記入する必要があり、一般的には年末調整の時期に提出します。年末調整で申告し忘れた場合でも、確定申告によって申請することが可能です。
確定申告で申請します。納税者の氏名や控除額といった必要事項を確定申告書に記載します。
Q. 障害者控除で実際いくら戻ってきますか?
A. 「控除額 × 税率」で軽減される税額の目安がわかります。たとえば年収350万円・本人が障害者の場合、所得税・住民税を合わせて年間8万円前後の負担軽減になるケースがあります。ただし所得や他の控除の状況によって変わるため、正確な金額は税務署や税理士に確認するのが確実です。
Q. 障害者控除で住民税はどれくらい安くなりますか?
A. 住民税の控除額は、障害者で26万円、特別障害者で30万円、同居特別障害者で53万円です。お住まいの自治体の住民税率(多くの場合10%前後)をかけると、年間2万円台〜5万円台程度の軽減が目安になります。
Q. 会社員でも障害者控除は受けられますか?
A. 受けられます。年末調整のタイミングで「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」に必要事項を記入して勤務先に提出すれば申請できます。年末調整に間に合わなかった場合は、確定申告でも申請可能です。
障害者控除は、障害のある方やご家族の経済的な負担を軽減するための重要な制度です。申請方法自体は難しいものではなく、毎年繰り返し受けられるため、生活の中では大きな負担軽減になります。
「e-Taxのやり方がわからない」「書類に何を書けばいいかわからない」といった不明点がある場合は、国税庁の相談窓口や最寄りの税務署に問い合わせてみましょう。
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