頭の中で爆発?頭内爆発音症候群とは - 障がい者グループホーム ファミリー宇都宮|栃木県宇都宮市の障がい者自立支援

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頭の中で爆発?頭内爆発音症候群とは

頭の中で爆発?頭内爆発音症候群とは

2021.05.13

「頭内爆発音症候群」とはなんと危なそうな名前でしょう。一体どんな症状が起きるのかと大変気になりますね。

睡眠に入る直前や睡眠中に、急に目が覚めるほど大きな「爆発音」が聴こえることがあります。この音はいわゆる幻聴で、実際の音ではありません。時にはせん光が見えることもあります。このような症状は、「頭内爆発音症候群」と診断されるもので、睡眠間に発生するさまざまな「眠時随伴症」の一種です。いったい頭内爆発音症候群とはどのようなものなのでしょうか。ここでは、頭内爆発音症候群について詳しく見ていくこととします。

睡眠中に起こる衝撃音

「頭内爆発音症候群」は、壁に頭をぶつけた時のようなドン!という音や、爆発や破裂した時のパンといった音が聞こえたり、キーンという金属音やシンバルのような音が聞こえたりするものです。あるいは目がさめるような閃光が見えたり、叫び声が聞こえたりすることもあります。眠りについて早々に、または、数時間程眠りが浅い状態が続いている時に出やすいのです。

驚いて飛び起きてみるのですが、まわりを見渡しても何事も起きていません。もしかして自分は脳卒中などの重大な病気になったのではないかと心配になります。しかし、これは、脳神経が誤作動を起こした時に生じるものであり、その名前の印象からして大変な病気の印象がありますが、あくまでも症候群であり、病気ではありません。命に別状はありませんし、脳卒中などとは違って痛みを感じることもほとんどありません。

考えられる原因は疲労やストレス・睡眠不足

なぜこんな現象が起きるのでしょうか。詳しい原因やメカニズムはまだわかっていないのですが、興奮と緊張がくりかえされるとこの症状が発生しやすいようです。眠りが開始されると人間の活発な脳の働きが次第に停止していき、休止状態にいたります。が、脳の一部が覚醒したまま活動している状態ですと、脳の神経部分がずれてしまうことにより、音の誤った処理が行われてしまうのです。ストレスや過労があると発作の回数が増えることはわかっていますが、精神疾患や統合失調症の前兆の前触れであるかどうかは現時点ではわかっていません。

脳内爆発音症候群はてんかん発作や幻聴といった神経疾患や精神疾患と区別する必要があります。生命等に影響を及ぼさない良性の疾患なのです。しかし、あまりに頻発すると、また発症するのではないかといった不安感や恐怖感で眠れなくなるおそれもあります。まだよく知られていない病気であるため、何科で診てもらえばいいのかわからないと言った人もいることと思いますが、治療経験のある睡眠専門医を訪ねることがおすすめです。

睡眠障害は他にもいろいろ

不眠症

5人に1人の日本人が悩まされていると言われる不眠症ですが、男性よりも妊婦などの女性の方がやや多く、高齢になるに従って増加する傾向があります。

・入眠困難(寝つきが悪い)
・中途覚醒(寝ている途中にしょっちゅう目が覚める)
・早朝覚醒(起きようとする時刻よりも早く目が覚める)
・熟眠障害(たっぷり睡眠をとっても眠い)

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に呼吸が10秒以上停止することで、睡眠中に30回以上発生する場合や1時間に5回以上発生する場合があてはまるのです。なんらかの理由で気道が詰まって無呼吸状態となることや、脳からの指令がうまく行われず、そのため呼吸ができなくなっていることが理由だと言われています。

極端な夜更かし朝寝坊などの睡眠リズム障害

人の体内時計の周期は1日24時間ではなく約25時間程度なのです。この1時間の差を「朝の光刺激」で調整しようとするために体内時計のリズムが狂うことが原因となっています。

・DSPS(睡眠相後退症候群):はなはだしい夜更かしや朝寝坊
・ASPS(睡眠相前進症候群):はなはだしい早起き
・Non-24(非24時間型リズム障害):1日約25時間の体内時計のままになる

DSPS(睡眠相後退症候群)は、高校生といった思春期から青年期によく見られ、ASPSは高齢者によく見られる症状です。非24は研究者や引きこもりなど、単調な環境で長時間生活する人に多いのが特徴となっていますね。

ナルコレプシー、特発性過眠症、周期性過眠症などの過眠症

過眠症は不眠症とは反対に寝すぎてしまう病気のことで、ナルコレプシーと特発性過眠症と周期性過眠症の三つがあります。また、ナルコレプシーの特徴として寝た直後に幻覚を見たり金縛りにあったりして動けないという現象があるのです。

むずむず脚症候群(レストレスレッグズ症候群)

むずむず脚症候群(レストレス・レッグス症候群)は、太ももやふくらはぎに電気が流れるような感じや、虫がうごめいているような感じやがするもので、むずむずしたり、かゆみやだるさやしびれなどを伴ったりすることもあります。妊娠中の女性や高齢者に特に目立っているようです。

夢遊病、寝ぼけ、夜驚症、レム睡眠行動障害などの睡眠時随伴症

夢遊病とレム睡眠行動障害とが睡眠随伴症として代表的なものとなっています。いずれも寝たまま無意識行動をともなうものです。レム睡眠行動障害は刺激を与えるとすぐに目が覚めますが夢遊病は刺激を与えても目が覚めるどころかかえって興奮状態となるという点が異なります。

SRED(睡眠関連摂食障害)

Sleep-Related-Eating-Disorder:SRED(睡眠関連摂食障害)は、睡眠状態のままに動き出し無意識のまま何かを食べてしまう病気です。

悪夢障害

起きていても鮮明に覚えている夢をみるのはレム睡眠中とされていますが、子供だけではなく大人でも寝ている間に4回から5回くらいはみています。悪夢障害では恐怖や怒りや身体的な危機をおぼえるような不快な夢が繰り返されてしまうのです。

歯ぎしり

歯ぎしりはギリギリとうるさくて周囲から嫌われる病気とされていますが、本人の眠りが浅くなったり、頭痛や顎関節症や開口障害をひき起こしたりすることもあります。

睡眠関連てんかん

ある特定の刺激が引き金となって発作を起こしやすくなるのがてんかんです。点滅する強烈な刺激的な光をあびた時や、強く息を吸った時などがよく知られていますが、寝た直後や起床時に発作があることもあるのです。

ストレス解消・快眠のためにできること

頭内爆発音症候群の原因は疲労やストレス、プレッシャーであることが判明しています。病院での治療法としては、不安剤や睡眠導入剤を使用した投薬によって早く深い眠りにつけるようにする方法が最も知られているのです。しかし、根本から改善・治療するためにはストレスを解消する方法を見つけることが最も効果的でしょう。

例をあげると

・1日の中で10分でもいいので自分の好きなことに打ち込む
・うまいものを味わう
・のんびりとお風呂に入る
・ストレッチなどの運動をする
・アロマといった好きな匂いを味わってみる
・好みの音楽を聴く

などと、身体の芯からリラックスする方法を見つけることがこの症状の改善策です。多忙な毎日こそ、かえって進んで身体を休めることが必要となります。もしかして重大な病気になってしまったのではないかと不安でしょうがない場合は、病院で相談するのもいいでしょう。病院で診てもらいたいけど、何科に行けばよいのかわからない場合もあります。その場合は睡眠外来を持つ病院で診てもらうのがいいでしょう。

睡眠外来のある病院で相談しましょう

この稿では、頭内爆発音症候群の概要・原因・対策、さらにその他の睡眠障害についても説明してきました。頭内爆発音症候群を始めとするさまざまな睡眠障害の原因は緊張やストレスが根源となっているようです。たとえば、質の良い睡眠を得るためにお酒を飲むのは床につく3時間前までにするとか、お風呂は寝る1、2時間前までに入るとか、可能な限りストレスを感じない生活ができるように工夫しましょう。そして、口で説明するのが難しい症状だとは思いますが、思い当たる節があれば医師に相談して安心感を得るのも一つの方法ですね。一日も早く睡眠外来のある病院で診断を受けてみてはいかがでしょうか。

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