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モロー反射とは?原因と対策、いつまで起こるか

モロー反射とは?原因と対策、いつまで起こるか

2022.08.04

生まれたばかりの赤ちゃんのよく見られる行動に「モロー反射」がありますが、これはいったいどのような動きのことなのでしょうか。

モロー反射がよくわからないので不安や疑問を感じている人も多いのではないかと思います。
またモロー反射はいつまで続くのでしょうか。

モロー反射が激しい場合は、もしかして病気ではないかとか、眠れないのではないかとか、このままでは正常な大人になれないのではないだろうかといった心配もあることでしょう。

この記事ではモロー反射について解説しますので、生まれたばかりの赤ちゃんを持つ方はぜひご参考にしてください。

モロー反射とは?なぜ起こる?

生まれてすぐの赤ちゃんは、温度の違いや大きな音、強い光などから刺激を受けた場合などにモロー反射を示します。

具体的には、刺激を受けると手足が反動し、ゆっくりと腕を開き万歳のかっこうをしたりします。

まるで何かにしがみつこうとしているかのような感じの動作です。

モロー反応は、外からの刺激から防御してほしいというメッセージを両親に伝え、自分の身を守ることが目的です。

生まれたばかりの赤ちゃんは、自分が危険な状況に置かれているのか、また危険の度合いはどれくらいなのかを正しく判断する能力がありません。

そのため赤ちゃんはどんな状況でもモロー反射をすることでわが身を防御しようとします。

さらに、両親に対して外部からの攻撃から守ってくれるようシグナルを送っているのです

モロー反射はいつまで見られる?できる対策

モロー反射は、生後4カ月までに見られることが多い原始反射運動です。

それ以降はモロー反射が次第に起こらなくなってきます。

例えば、エアコンや扇風機などが強くて、風が赤ちゃんに直接当たるような場合、モロー反射が起こりやすくなります。

対策としては、エアコンなどの風が赤ちゃんに直接あたらないように注意しましょう。

また、また、まわりがうるさかったり部屋の照明が明るすぎたりすることもモロー反射を誘発します。
音を立てないように注意したり、照明の明るさを適度に調整したりするようにしましょう。

モロー反射が起きる回数が多いようであれば、赤ちゃんのまわりの環境を見直す必要があります。

そして、赤ちゃんが泣くことがなくリラックスできるように工夫することも必要でしょう。
例えば、あらかじめ人の体温と同じくらいに寝具を温めておいてから赤ちゃんを寝かせつけるのも有効ですし、おくるみで赤ちゃんの手足を正しい巻き方で包んであげるのもいいでしょう。
いずれにしても赤ちゃんへの入念なスキンシップを欠かさないようにすることです。

モロー反射が疾患のサインになることも

1歳未満の乳児期に発症し、生後4カ月から7カ月頃の赤ちゃんに多く見られる点頭てんかんとモロー反射はよく似ており、間違えられることがあります。

うなずくようなしぐさやお辞儀をするような発作など点頭てんかんにはその動きに特徴があります。
刺激がないのにこのような動きがみられる場合は点頭てんかんを疑いましょう。
とは言っても両親が、モロー反射と点頭てんかんの違いを見分けるのは難しいようです。

赤ちゃんにモロー反射が起きない場合は肌が黄色っぽくなる黄疸の一種である核黄疸の可能性があります。
核黄疸の黄色い色素は、赤ちゃんの脳に沈着することによって脳や運動機能に障害を与え、中枢神経が正常に機能しなくなることがあるのです。

モロー反射が病疾患のサインとなる場合もあります。
赤ちゃんの動きが気になる場合は、医師の診断を受けるようにしましょう。

生まれたばかりの頃は赤ちゃんにモロー反射が見られたのに、生後4カ月たっていないのに近頃はモロー反射が見られなくなったというようなケースもあるかもしれません。

そういった場合は、まずは小児科や乳幼児検診で診てもらうのがいいでしょう。

乳児に見られる原始反射

赤ちゃんが何かに自然に反応してユニークな姿勢や動作を取ることがモロー反射などの原始反射です。
原始反射は、身のまわりの攻撃から自分を守るために必要な機能であるとともに運動機能をアップするために必要なもので、すべての赤ちゃんに見られる現象です。
また、原始反射は赤ちゃんがどれくらい成熟したのかの指標にもなります。

例えば、以下のようなものがあります。

 

自動歩行

ゆっくりと赤ちゃんを抱き起して、足を床につけさせると、歩いているかのような足の動きをする反射動作です。
自動歩行は生後2~3カ月経てばおのずと行わなくなります。

把握反射

赤ちゃんの手のひらや足の裏を指などで刺激した時、その指をぎゅっと握る動作のことを「手掌把握反射」と言います。
生まれてから数カ月過ぎると自然に行わなくなるようです。

また、赤ちゃんの足の裏の親指の付け根にあるふくらみを指で押すと、足の指が全部内側に曲がる反応のことを「足底把握反射」と言います。

こちらは生まれてから9~10カ月まで反応を繰り返すようです。

足底把握反射が起こらなくなれば自分で立ち上がることができるようになり、歩くこともできるようになってきます。

口唇吸啜反射

口の中に指などを入れると赤ちゃんが反射的に吸いつくことで、母乳を吸うことができるための大切な動作となります。

空腹時に口唇吸啜反射は強くなり、満腹時に弱くなる傾向があるようです。

しかし、例外的に満腹時でも口唇吸啜反射が強くなるケースもあります。母乳が足りているのか不足しているのかは、口唇吸啜反射の強さで決めるのではなく、赤ちゃんの体重やおしっこの回数や量から判断するようにしましょう。

バビンスキー反射

鉛筆などで足の裏を下から上にやさしく刺激すると、足指を広げる動作をすることです。

この動作は生まれてすぐに見られるものですが、おおむね1~2年経てば自然消滅します。

原始反射は赤ちゃんが育っていくうえで必要不可欠なものですが、バビンスキー反射だけは赤ちゃんの成長とは無関係です。

異変を感じたらすぐに病院を受診すること

モロー反射は、出生直後に反応が見られ、生後数カ月で自然に消失するものです。

中には、生後4~6カ月たってモロー反射が起きなくなるはずの時期になっても、引き続き起きている場合があります。
しかし、長く続くからといって脳機能・運動機能の病気や発達障害があるわけではありません。
モロー反射が収まる時期は赤ちゃんによるため無理にやめさせないようにしましょう。

モロー反射がいつになっても治まらないと、もしかして発達障害なのではないかと不安になるものです。

しかし、モロー反射が続くのは発達障害だけが原因ではありません。

赤ちゃんの日頃のモロー反射の様子を記録しておいて、いつ、どれくらいの頻度で、どのようなモロー反射をしたのかなどを記録しておきましょう。
そして、その記録を持って病院で受診することをおすすめします。

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